イベントレポート|マインクラフトで3Dプリント

2022年10月8日、神奈川大学みなとみらいキャンパス(ファブラボみなとみらい)にて、「Minecraftの世界をリアルワールドに!」と題して、小学生向けの3Dプリンティングワークショップを開催しました。

特に子ども達に人気のある、コンピューターゲーム「マインクラフト」。プログラミングやアクティブラーニングの領域でも活用されることが多いのですが、3Dプリンティングのためのモデリングソフトとしても活用することができます。このプログラムでは、参加者それぞれに事前にマインクラフトで「モデリング」していただき、当日は3Dプリンティングの操作を学ぶ内容としています。

イベントの冒頭では、世界中の3Dプリントテクノロジーの研究事例を紹介しながら、3Dプリンティングへの理解を深めていただきました。

会場にある機器は樹脂積層型の基本的な3Dプリンターですが、大型3Dプリントができる機器や、金属など樹脂以外を造形できる機器の紹介をすると、既存の産業と近い領域にある技術であることを、体感いただけたようです。


3Dプリントのための準備として、スライサーソフト「Cura」の操作を学びます。また、3DプリンターのONからOFFまでの一連の作業をトレーニング。(いずれ)ひとりでも作業ができるようになることを期待します。

プリントしている間に、ファブラボみなとみらいの機器類や展示物を紹介。
大学生のつくるデジファブ作品に、皆が興味津々です。

3Dプリントしたものの仕上げコーナーには、アクリル絵の具の用意もしています。
プリントしたものに自分自身で着色し、マインクラフトの世界に近づけることもできました。

参加者の皆さまには、それぞれがパソコン上で作ったモデルを実際にカタチにすることにワクワクしながら、デジタルものづくりの魅力を知るきっかけとなったのではないかと思います。

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ファブラボみなとみらいは、学生だけでなく地域にもひらかれている、デジタルファブリケーションスタジオです。小学生から会員になることができます。利用方法やオープンカレンダーは、オフィシャルサイトをご確認ください。
2021年度より当社が運営をお手伝いしています。
https://www.kanagawa-u.ac.jp/cooperation/project/fablab/