【ShopBot導入レポート】siro Inc.様
デザインとエンジニアリングで、クライアントが抱える様々な課題を解決するsiro Inc.様にShopBotを導入しました。今回導入した機材は「自動工具交換機能(以下、ATC)」を備えた大型機(PRS Alpha 96-48-14)にです。
美術館・博物館の展示作品や、映像用の装置などを制作する同社は、これまでにも大掛かりなインスタレーション作品や、見るものを惹きつける動的な作品を手掛けてきました。これまではShopBotのような大型CNCが必要な場合は外注に頼ってきたそうですが、いよいよ内製できるようにしたいということ。また、これまでなかなか手が回らなかった展示台や展示什器まで自社で設計・制作することで、作品にあわせた装いで納品できる様にするために導入を決められました。
ATCは、加工中の切削工具の交換を自動で行なってくれる機能で、特に3D切削の様に頻繁に工具を交換する様な加工では、オペレーターの稼働が大きく軽減できるオプション機能です。デフォルトでは9つのツールスロットがあり、それぞれのツールを切削ソフトウェアに登録しておけば、工具交換を含めた加工の工程を機械が進めてくれます。複数の刃を用いて製品を量産したり、3D切削加工がメインとなる事業者さんにはとても強力なオプションになります。
siro Inc.様は以前より卓上CNC切削機を社内で使用していたこともあり、導入後もスムーズにご利用いただき、早速いくつかの作例をご紹介いただきました。
既に展示什器の制作にも活用され始めているということで、siro Inc.様の今後の活動にShopBotが貢献してくれることを期待しています。