沿革

2010年〜11年
FabLab Japan(現FabLab Japan Network)発足
梅澤、山本が参加し、ワークショップの実施や国内初のファブラボ(ファブラボ鎌倉)の立ち上げのサポートをおこなう。

2012年
ファブラボ渋谷が開所
井上が参加。co-lab渋谷アトリエの中に作られた、国内初のプラグイン型ファブラボになる。

2013年
10月 一般社団法人デジタルファブリケーション協会を設立
11月 デジタル加工工房&Fab渋谷店がオープン

2014年
8月 品川クリエイティブラウンジがオープン
12月 湘南ラウンジ-Fab Space-がオープン。ファブラボ藤沢が開所

2015年
6月 ファブラボ・ベータ・馬車道が開所
12月 デジタル加工工房&Fab梅田店がオープン

2016年
5月 ファブラボ渋谷「3D PRINT STUDIO」がオープン
8月 ブリッジターミナル大崎がオープン

2017年
6月 デジタル加工工房&Fab銀座店がオープン
7月 ファブラボ渋谷からファブラボ神田錦町に移転

2018年
2月 湘南ラウンジ-Fab Space-(ファブラボ藤沢)、デジタル加工工房&Fab梅田を閉店
6月 厚木コミチカ(企業内ファブスペース)がオープン


これまでの歩み

日本に初めて「ファブラボ」(※1)が誕生したのは、2011年のこと。有志、大学、企業など様々な運営母体により各地にファブラボが開かれ、現在国内では18の拠点が開所しています。2012年、私たちは日本で3番目となる「ファブラボ渋谷(FabLab Shibuya)」を開所し、翌年10月に一般社団法人デジタルファブリケーション協会を発足しました。

開所からの5年間で、ファブラボ渋谷には、ヨーロッパ圏(フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ポルトガル)やアジア圏(台湾、中国、韓国)、UAE、エジプトなど世界各国から見学者が訪れました。見学の目的は、これからファブラボやメイカースペースを生み出すための調査であったり、すでにオープンしているファブラボやメイカースペースの置かれている状況や運営方法について情報交換を行うことでした。そのようにして、人と人、人とモノ、人と情報がつながるスペースとして、3Dプリンターやレーザーカッター、CNCマシン、刺繍ミシンといったデジタルファブリケーション(※2)機材を広く地域に開放し、個人の「つくりたい」という想いをサポートしています。

また、企業とのコラボレーションによって生まれた新しい取り組みである「デジタル加工工房&Fab」は、2013年11月の開店以来、2018年7月時点でのべ12,000組のお客様にご利用いただいています。&Fabでは、既存商品のカスタマイズを中心に、世界に一つだけのものづくりをサポートし続けています。従来の加工依頼サービスと異なり、店頭でお客様と一緒に最初から最後までつくりあげるスタイルは、ものづくりへの心理的障壁を取り除き、新しい体験としてご好評いただいています。

これからも、「つくる(デジタルものづくり/プロトタイピング)」「企画する(デジタルものづくり工房の企画/運営)」「教える(デジタルものづくり人材育成)」の3つの事業を柱とし、国や自治体・大手企業とのコラボレーションを通じて、さまざまな形で社会ニーズを起点とした取り組みを進めていきます。

(※1)ファブラボ 【FabLab】
ファブラボは、個人による自由なものづくりの可能性を広げるための工房です。デジタルファブリケーションツールの利用を促進しながら、「つくる人」と「使う人」の極端な分断を解消することをめざしています。
またファブラボは「ローカルな工房施設」であると同時に、世界に拡がるファブラボ施設が連携する「グローバル・ネットワーク」でもあります。各ラボで蓄えられた知識やノウハウを共有し、密なコミュニケーションから課題を解決する新しいものづくりのあり方が実践されています。
(※2)デジタルファブリケーション
デジタルファブリケーションとは、デジタルデータをもとに創造物を制作する技術のことである。3Dスキャナーや3D CADなどの測定機械により、自分のアイデアや個人の身体データ等をデジタルデータ化した上で、そのようなデジタルデータを3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械で読み込んで造形する。
デジタルファブリケーションによるメリットは複数あるが、第一にはこれまでの製造技術では作製困難なものが作製できる点があげられる。加えて、個人レベルでの新しいものづくりが可能となり、これまでものをつくる行為に携わっていない人々のものづくりへの参画や、「Fab Lab(ファブラボ)」と呼ばれるデジタルファブリケーション機器が設置された施設を使うことで、組織に属さずとも高度な工作機器を使用した自由なものづくりが可能となり、新しいイノベーション、新しい経済、新しい働き方が生まれると期待されている。
総務省平成28年版情報通信白書より引用)

受賞歴
2012年 グッドデザイン賞(対象:市民のためのものづくりプラットフォーム FabLab Japan)
2014年 グッドデザイン賞(対象:国際会議・ワークショップ[FAN1])
2014年  iF communication design award 2014(Folds of Sea Surface | 折の海面)
2018年 グッドデザイン賞(対象:デジタル加工工房 LOFT & Fab)

メディア掲載
※運営するすべての拠点のメディア掲載です
【TV】
2013年
12月 今この顔がスゴい!(TBS)
12月 スーパーJチャンネル(テレビ朝日)
12月 スーパーニュース(フジテレビ)
12月 めざましテレビ(フジテレビ)
11月 ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)

2014年
1月 ZIP(日本テレビ)
2月 NHK WORLD NEWSLINE(NHK)

2015年
7月 めざましテレビ(フジテレビ)

2016年
11月 ヒルナンデス(日本テレビ)

2018年
4月 S Rocks(TOKYO MX)

【雑誌】
2013年
1月 カメラ日和(第一プログレス)
2月 月刊MdN(エムディエヌコーポレーション)
12月 日経MJ(日本経済新聞出版社)

2014年
1月 カメラ日和(第一プログレス)
1月 今ほしい文具(成美堂出版)
2月 装苑(文化出版局 )
4月 月刊MdN(エムディエヌコーポレーション)
6月 NIKKEI DESIGN(日経BP)

2015年
1月 Pen+( CCCメディアハウス)
9月 東京ものづくりスペース巡り(ボーンデジタル)

【新聞】
2014年
5月 東京新聞サンデー版

2015年
1月 読売新聞
1月 東京新聞

【Youtube】
2013年
11月 HARAJUKU KAWAii!! TV

【web】
2013年
11月 シブヤ経済新聞

2014年
5月 evernote
6月 あしたのコミュニティラボ

2017年
9月 クレディセゾン体験型メディア〈hintos(ヒントス)〉

2019年
5月 WEB連載「日本におけるファブラボのこれまでとこれから(1)」MONOist