デジタルファブリケーションスキル講座
デジタルファブリケーション技術(デジタルものづくり)を活用した、次世代の“ものづくりの担い手”が求められています!
デジタルファブリケーションスキル講座(デジファブ講座)は、このような想いを持った人たちにむけた講座です
デジタルファブリケーション技術を有効活用するためには、ものづくりのトータルプロセスを俯瞰する視点が重要です。この講座では大手メーカーとの協同により、ものづくりの現場に参加しながら、より良い製品づくりに不可欠なプロトタイピングのノウハウをはじめ、量産化に向けた知識や事業全体のマネジメントなどを学ぶことができます。また、学んだスキルを包括的に駆使して自由製作課題を行なうプログラムを組み込んでいます。
手作業では困難な製作物でも、デジタルファブリケーション技術を活用することで短い時間の間に高い精度で具体化できるようになります。特に大きなコストをかけられない試作段階において、職人的技巧がなくとも形にできるのは大きなメリットといえます。また、従来のアナログ工作の知識と組み合わせることで、製作物に一層高い完成度をもたらすことができます。同時に、そうした知識が次のアイデアにつながる可能性を秘めています。
この講座は、 3Dプリンターをはじめとして、日々進化を続けるデジタルファブリケーション技術を詳しく解説し、それらを自由に扱える人材を育てるとともに、アナログ工作の基礎知識も交えることで、デジタルファブリケーション技術を最大限に活かせるカリキュラムとなっています。
デジタルデータを元に工作機械を動かすデジタルファブリケーション技術では、データを共有することで複数の人が共に創る = 共創が可能になります。そこには様々な視点やアイデアをプロジェクトに取り込めるメリットがあります。同時にクラウドファンディングといった新しい資金調達方法や、オープンソースを活用した知財管理・PR方法などのように、社会と連携したプロジェクトマネジメントにも近年注目が集まっています。この講座では国内外の事例も交えながら、現在のものづくりにおける社会動向を俯瞰し、新しいマネジメントのメソッドや考え方をレクチャーします。
デジタルファブリケーション技術は、これまでそれぞれの専門分野で発達してきました。今日ではメイカームーブメントに代表されるように、それらの技術が一般的になりつつあります。昨今のイノベーションの多くは、既存の領域をうまく横断して具体化されています。プロジェクトを円滑に進めるためには、それらの専門分野を繋ぐ「橋渡し」的人材が重要なポジションを占めています。この講座では、専門分野の横断に必要な共通言語を持てるようなカリキュラムを設計しています。
目的に合わせて4つのコースを設計しています。
2日間の短期集中型のコースで、3Dプリンターを使ったプロトタイピングを体験するコースです。
※本コースは、2014年度, 2015年度の「ものづくり小規模事業者等人材育成事業」に採択されています。