イベントレポート|レーザー加工機でスタンプ作り

2022年10月15日、神奈川大学みなとみらいキャンパス ラボ(ファブラボみなとみらい)にて、小学生向けのレーザー加工機体験ワークショップを開催しました。今回は、手描きのイラストを使ったオリジナルのスタンプを作りました。

まずは参加者の子どもたちに、紙に黒いペンでスタンプにしたいイラストを描いてもらいました。
イラストはAdobe Captureというスマホアプリで撮影します。撮影すると自動で画像を白と黒の二階調に整理してくれるので、レーザー加工用のデータ調整がしやすく便利なアプリです。


撮影した画像を「.svg」という拡張子でパソコンへ転送し、Adobe Illustratorを使用してカット線と組み合わせ、レーザー加工機用のデータを制作します。

データができたら、いざ加工開始!加工にはレーザー専用のゴムを使用します。
※一般的に売られている消しゴムハンコ用のゴムには塩化ビニールが入っていることが多く、有毒なガスが発生するため使用できません。

ゴムの加工が完成するまでの間に、スタンプの持ち手を組み立てます。この持ち手もレーザー加工機でMDFという木製の材料をカットしあらかじめ制作したものです。


ゴムの加工が終わったら、接着剤で持ち手にゴムを貼り付け、オリジナルスタンプの完成です。

完成したスタンプをさっそく押してみます。しおり用紙にスタンプを押し、ペンで絵を描き足して自由にデザインしてもらいました。

今回のイベントには小学1年生〜6年生まで参加していただきました。レーザーカッターが素早くスタンプゴムを削っていく様子に、子供たちだけでなく、保護者の皆様も興味津々の様子でした。簡単な体験講座でしたが、このイベントを通じて「自分でつくる」ことへ興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

ファブラボみなとみらいは、学生だけでなく地域にもひらかれている、デジタルファブリケーションスタジオです。小学生から会員になることができます。利用方法やオープンカレンダーは、オフィシャルサイトをご確認ください。
2021年度より当社が運営をお手伝いしています。
https://www.kanagawa-u.ac.jp/cooperation/project/fablab/