【Studies】デジファブで治具をつくる

【Studies】デジファブで治具をつくる

こんにちは、デジタルファブリケーション協会の井上です。

Studies第12弾をお送りします。このところ刺繍ミシンのトピックが続いたので、今回はデジタルファブリケーションを使った「治具」について紹介します。

ものづくりを楽しむ人は少なからず参照しているWebサイトがあると思います。筆者のお気に入りの参照元の一つ、「自作工房」さんのサイトで興味深い治具を見つけたので、デジタルファブリケーションで再現してみました。「自作工房」さんの動画はとても丁寧にまとめられているので、いつもヒントをいただいています。

これは木材を接合する際に使う「ダボ」の穴あけを行うための治具です。先日開催されたMaker Faire Tokyoで、弊社が運営している「Nerdy Derby」という企画でちょうどこのような治具が必要な場面に出くわしたので、急ぎ再現したのがきっかけです。まずはおなじみのFusion360でモデリング。

本体部分を3Dプリンターが印刷している間に、他の部材を準備します。まずはパイプ材のカットです。このパイプにドリルを通して穴あけ作業を行うので本当はステンレスパイプの方が良いのですが、手元になかったのでアルミパイプで代用しています。

次に裏板です。5mm厚の透明アクリルをレーザーカッターでカットします。ガイド用の中心線もレーザーで削り、赤インクで墨入れします。

そうこうしているうちに3Dプリントが終わったので、切り出したパイプと合わせます。パイプカッターで切ったパイプは内側に向かってバリができるので、きちんと面取りします。パイプの周りにエポキシ接着剤を塗って、3Dプリントした本体に叩き込みます。

次に裏板との組み合わせですが、ここでちょっとしたTipsを使います。自作工房さんは木ねじで止めていましたが、3Dプリント品にはネジが効きません。そこで鬼目ナットを半田ごてで温めながら下穴に押し込んで埋め込んじゃいます。

鬼目ナットは金槌で叩き込むAタイプを使いましょう。これでM3,M4あたりの細いネジでも問題なく止められるようになります。3Dプリンターではおなじみの回路ケースづくりでも使えるテクニックです。

あとは裏板と本体をネジ止めすれば完成です。即席で作ってみましたが、ちゃんと機能しました。

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