イベントレポート|Laserboxを使用したレーザーカッター体験

2022年9月23日に「カナマチぷらっと」にて、はじめてレーザーカッターに触れる方々を対象とした体験イベントを開催しました。

カナマチぷらっとは、葛飾区金町駅の目の前にある、子どもから大人まで多彩な活動や体験ができる施設です。
2021年の秋にオープンしたばかりで、子供のためのキッズスペースや、工作のための創作室、音楽室、料理実習室、テレワークブースなど、充実した設備が揃っています。イベントに伺ったこの日も、小さなお子様連れのご家族から、自主学習をしている学生、サークル活動をしているご年配の方々など、さまざまな世代の方が集まり、とても活気のある様子でした。

今回イベントを開催した「創作室」。大きな窓が印象的な開放感のあるスペース。

そんなカナマチぷらっとにレーザーカッターを持ち込み、手描きのイラストをレーザー彫刻して木製のキーホルダーを作るイベントを実施しました。
使用したレーザーカッターは「Laserbox」。比較的小型な機器で、今回のように持ち運んでの使用も可能です。学校での教育に利用することを想定して作られており、機器やソフトの操作もなるべく簡単に扱えるように設計されています。

まずはワークシートに、黒いペンでレーザー加工したいイラストを描きます。その後、Laserboxにイラストを描いた用紙と加工したい材料をセットします。
Laserboxにはカメラが内蔵されているため、自動でイラストを解析してデータ化することができます。また、専用材料の素材の厚みや種類を自動認識するので、加工するときのレーザー出力の強さも自動的に設定完了します。
ソフト上でイラストデータと好きな形のカット線と組み合わせ、マシンについているスタートボタンを押すとレーザー加工が開始されます。

紙上に複数のイラストがあっても、好きなものだけを範囲指定しデータ化することができる。
デモンストレーションのための3Dプリンターや、3Dスキャナーも持参。
3Dスキャンさせていただいたカナマチぷらっとのスタッフさんの胸像をプリント。

今回のイベントには、小さなお子様から大人のグループまで参加していただきましたが、皆さん初めて見るレーザーカッターや3Dプリンターに興味津々の様子でした。実際にレーザー光で木材にイラストが彫刻されていく様子に歓声が上がったりと、和気あいあいとした楽しいイベントとなりました。
デジタル工作機器もどんどんと小型化、高性能化が進んでいて、こういったレーザーカッターを使った出張体験イベントも、手軽に開催できるようになりました。今まで以上に様々な場所や地域で、デジタルファブリケーションに触れる機会をもっと提供していけたら嬉しいです。

当社では、デジタルファブリケーションにまつわる体験イベントの企画・実施を承っています。
対象とする年齢やニーズに合わせて、イベントの内容や難易度、使用する機器などのカスタマイズが可能です。
また、Laserboxの国内代理店として、機器販売やアドバイザーサービスを承っています。
お気軽にご相談ください。