EDIX教育総合展レポート|パートナー:広島工業大学高校

EDIX教育総合展レポート|パートナー:広島工業大学高校

2024年5月8日〜10日まで、東京ビッグサイトで開催された「EDIX教育総合展」へ出展しました。展示会場には、パートナーとして、広島工業大学高等学校の先生・生徒の皆さまにもお越しいただきました。

広島工業大学高等学校では、2022年度に「K-STEAM類型CL(Creative Learning)コース」が新設されました。STEAM教育に根ざしたカリキュラムから教科横断的なマインドを育み、これからの社会で生き抜く力を身につけることをめざしています。弊社では、カリキュラムの拠点となる教室や工房のコンセプトづくり、機材選定、必要アイテム選定、教室デザインを担当しました。2023年度からは、弊社スタッフも本工房に常駐しています。

日々生徒の皆さんの授業や制作に携わる、弊社常駐スタッフより、EDIXでの活動や、学校で行われた報告会の様子についてご紹介します!


みなさん、こんにちは。この記事では、EDIXでの広島工業大学高校の生徒の皆さんの様子をお届けします。

ブースの一角には、K-STEAM類型CLコースで行われている授業内容や、生徒の各自の活動を展示しました。また、生徒が自身の視点で行った授業カリキュラムや自身の制作についてプレゼンテーションを行いました。
以下に、当日発表した内容を紹介します。

授業で取り組むカリキュラムの紹介

K-STEAM類型の「STEAM 1」「STEAM 2」「STEAM 3」の授業は、問題を解消するためのアイデアを考え、プロトタイプを繰り返す授業を中心とし、構成しています。

Fab機器検定Basic
機器を自由に使いこなすために、3Dプリンター・レーザーカッター・UVプリンターの3つのデジタルファブリケーション機器を用いて、オリジナルの加工見本を作る。完成したら、自分だけの出力見本として今後の製作で活用することができる。

自宅内のちょっとした不便を解消しよう
日常で感じる“ちょっとした不便”を見つけ、解決のためのアイデアを考える。授業では、頭の中にイメージしたものを3Dモデリングし、3Dプリンターで試作。試用と改善を繰り返して、それぞれのアイテムを製作する。
画像:chromebookの画面に設置できるスマホスタンド左:試作品1 中央:試作品2 右:完成品

レーザーカッターで立体物をつくろう
平面の板材をレーザーカッターで切り出し、立体物になるよう組み上げていく方法を習得する。テーマは自由だが、条件として、1.ボンドやテープなどの接着剤を使用しないこと 2.データはA4の板材に収まる範囲内であること としている。
画像:回転できる観覧車 左:試作品 右:完成品 後ろ:A4サイズに収まる完成データ

自主製作物の紹介
ブースには、生徒が製作した作品を展示しました。

ドットサングラス 
前面グラス部分は、アクリルをレーザーカッターやUVプリンターで加工したもの。ツルやケースは3Dプリンターで出力。
持ち運び用のケースも製作したため、いつでもどこでも装着可能。

VRゲームの制作
「Laboratoy Exploration」
2023年11月に行われた学校祭に向けて、Unityを使用したゾンビシューティングゲームをクラスメイトと制作。

鉄道模型制作
電車のボディや建物の外観を3Dプリンターで出力したもの。
2023年11月に行われた学校祭では、電気を使って車両を走らせた。現在も制作中であり、改良を進めている。

その他にも、ものづくりサークルの創設、MV制作、ソフト開発「ドット絵作描画アプリ」、ShopBotでイルカのハウスづくり、などなど様々な取り組みについて、日頃の成果を発表しました。

「知らない人の前で発表したことがない…」と、初日は緊張したメンバーが多かったようですが、いざ発表の場となると自分たちの活動をしっかり伝えることが出来たようです。日々の製作の中で自信を育ててきた皆さんの、大変頼もしい様子を見ることができました。
STEAM教育に特化した授業を受ける生徒の生の声を聞くことができる貴重な機会ということもあり、ブースにお越しいただいた方々の注目度もとても高く、大盛況のプレゼンテーションとなりました


学内報告会

2024年 5月22日・30日に学校で行われた1・2年生合同の授業では、EDIXで発表した生徒による報告会が行われました。

初日は緊張していた生徒たちでしたが、「せっかくブースに来ていただいた方に、もっと自分たちのことを知ってほしい!」という気持ちが強くなり、積極的にコミュニケーションをとるように心がけていたそうです。最終日には、お客さまに自分たちの活動や製作物の紹介することを意識して動くことができたと振り返っていました。

展示会では、生徒達のプレゼンがはじまるとあっという間に20人を超える人だかりができ、先生方も予想以上の反応に驚いていたそうです。立ち寄られるお客さまは、教育や学校関係者が多い印象だったようです。

他の出展ブースを見て良いと感じたアプリやシステム、体験なども紹介。また、ファブラボ神田錦町のインターン生として、デジタルファブリケーションに関連する先端企業への見学訪問の様子も発表がありました。学校で日頃自身が使用している機器やシステムが、リアルなものづくりの現場で活用されている様子をみて、とても刺激を受けたようです。

EDIX報告会を経て

この3日間のことを皆さんに尋ねてみたところ、「多くの人の前で話したり、実際に目で見て感じたことを吸収できたのが、とても良い経験だった」と話がありました。各自が抱えている課題を見つめ、さらなる製作に取り組む姿勢を育てる機会となったようです。

締めの言葉として、次回のEDIX東京へ行きたいかー!?といった掛け声と共に、今後のK-STEAM類型の活動に向けて後輩や同級生の士気をあげる言葉もありました。報告会を聞いている2年生は先輩として身を引き締める様子や、1年生からは今後の取り組みに対しての期待の眼差しが感じられました。K-STEAM類型の生徒さんの今後の活躍が楽しみです。

当社では広島工業大学高等学校に常駐しながら、STEAMカリキュラムの進行支援をしています。校内にはデジタルファブリケーション機器を扱う工房「クリエイティブ・ラーニング・ラボ」があり、授業や放課後利用が可能です。常駐スタッフが、先生方や、生徒達が考えるものづくりをサポートしています。

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