引越を終えて

引越を終えて

6月末の引越し大作業を終え、新居には段ボールと機材とが所狭しと並んでいます。荷物が無くなった渋やらのラボはこんなにスッキリしてしまいました。5年前(2012年2月)の入居時期を思い出すような空間です。

ファブラボ渋谷は、シェアオフィスであるco-lab渋谷アトリエの「プラグイン機能」としてスタートしました。シェアオフィスに入居しているクリエイターの方々のワークスペースとしての機能を持ちつつ、ファブラボネットワークのひとつとして開放してきました。この度、co-lab渋谷アトリエのクローズと共に、その機能を閉じる事になりました。
この5年間、多くの方に足を運んでいただきました。ありがとうございます!

これまでの写真記録は、先日の投稿をご覧下さい。

オープンしてしばらくの間は、3Dプリンタやレーザーカッターという言葉が馴染みの無いものだったため、それらに対しての興味をもつ利用者さんが多かった印象です。その後、ファブラボネットワークは拡大し、今では全国に18箇所以上のネットワークになりました。準備中のファブラボを数えも、いくつかあるようです。また、ファブスペース、メイカースペースも年々増加し、デジタルファブリケーション(デジタルものづくり)は以前に比べて身近にりました。それを表すように、利用者像も変化しています。機材に触れることが第一の目的という動機が主でしたが、今ではつくるモノのゴールを明確に持ちながら、その過程でラボを利用する方がほとんどです。ラボのマネージャー役である私たちの役割も、機材の説明員からプロジェクトパートナーへと変化してきました。本来のファブラボの目指すところは後者ですので、とても嬉しい変化です。

転居について渋谷区内を探し続けましたが、再開発や2020年関連の影響で適切な転居先をみつけることができませんでした。そんな中いただいたご縁により、【千代田区神田錦町】に移ります。

『そして、神田錦へ』

新居での諸条件が整備しきれていない為未だ時期を明示できませんが、これまでと同じように「オープンラボ」を続けるよう計画しています。これについては、公開できるタイミングで改めてお知らせいたします。

新居の周りは、新しい建物と昔からの建物が共存しています。この神田錦にどのように混じわることができるのか、今から楽しみです。

転居に併せて、「ファブラボ渋谷」は休業します。いつか渋谷に戻れる事になれば再開したいと願っています。この後の情報発信については、運営組織である「一般社団法人デジタルファブリケーション協会」のWEBサイトで進めていきます。しばらくは、ファブラボ渋谷ドメインでも同内容発信を予定しています。

ファブラボ渋谷誕生のきっかけをつくってくれた春蒔プロジェクトの田中陽明代表に、感謝申しあげます。また、このラボで出逢うことのできた多くの利用者の方々へ感謝いたします。
引き続き、一般社団法人デジタルファブリケーション協会の活動を見守っていただけますと幸いです。

《新住所》
101-0054
東京都千代田区神田錦町3-20 アイゼンビル 2F
T, 03-5577-6959
F, 03-5577-4377

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