◎機材導入や人材育成など

新しくデジタル加工工房やファブスペースを立ち上げる方や、既にある工房へデジタル工作機械を導入したいといった方へ、機材の導入支援、データ作成を含む機材の操作方法から運営スタッフへのレクチャー、メニュー開発まで、環境に合わせたプログラムを用意しています。
また、3Dプリンターをはじめとした、デジタル工作機械を取り入れたワークショップを実施し、幅広い世代に対してデジタルファブリケーションの体験の場を提供しています。
デジタルファブリケーション技術を有効活用した「かたちにする技術」「共創・社会連携のマインド」「領域を越える力」をもつ、次世代の“ものづくりの担い手”を育てます。

経済産業省「スタートアップファクトリー構築事業」に採択されました

一般社団法人デジタルファブリケーション協会(本社:東京都千代田区、代表理事:梅澤陽明、以下DFA)は、経済産業省が推進する「スタートアップファクトリー構築事業」の事業者のひとつに、採択されました。正式名称は、「グローバル・ベンチャー・エコシステム連携加速化事業費補助金」。今回の第1次公募では、33の事業者が採択されました。

この公募は、スタートアップ等の量産に向けた設計・施策の支援拠点を構築する事を目的としています。いわゆる「量産化の壁」を突破するための経済産業省事業です。

DFAでは、当事業において「ファブリケーションプランナー※」という役割の必要性を提案しています。

数年前まで「つくる」ことにアクセスする事が難しくありましたが、デジタル工作機械が低価格化してきたことも有り、多様な工作機械が並ぶ工房がいくつも誕生しています。機材が身近にあることで、アイディアを具現化することが容易になってきていると感じています。そんな中、強く課題を感じているのが、「工房スタッフのスキル醸成」です。スタートアップ輩出の土壌をより豊かにするために、それらの機材を適切に組み合わせながら開発をすすめ、プロダクト製作のマーケットインまでを伴走できる能力を有した「ファブリケーションプランナー」の必要性を感じています。知識豊かな「ファブリケーションプランナー」が工房にいることで、クリエーターが様々なフェーズで直面する「誰に相談していいか分からない」「どのようにつくったらいいか分からない」という壁を、解決することに繋がると考えています。ファブラボ神田錦町の機能や、ここに集うクリエーターの知能を活用しながら、スタートアップがうまれやすい風土を醸成できるよう、取り組んでいきます。

※ファブリケーションプランナーとは…DFAが提案する工房スタッフの役割のことです

補足(1):
ファブラボが誕生したMITメディアラボでは、「how to make almost anything(ほぼなんでもつくる方法)」というカリキュラムが実施されています。

補足(2):
DFAでは、横浜市がすすめる町工場xクリエーターによる商品開発プロジェクト「texi yokohama」をサポートしています。コンセプトプランからプロトタイピング、販路開拓までを一貫してサポートしています。
http://texi.jp

経済産業省は、平成29年度補正予算「グローバル・ベンチャー・エコシステム連携加速化事業費補助金(スタートアップファクトリー構築事業)」により、ハードウェアをはじめとした独自のプロダクトを市場に送り出そうとするスタートアップ等による量産化試作・設計等をサポートするための拠点を整備する事業を支援することとしております。
当事業について、執行団体(補助事業者)として採択された一般社団法人環境共創イニシアチブが、平成30年3月30日から同年5月21日まで間接補助事業の公募を行い、その後、外部審査委員会での議論を受け、間接補助事業33件を採択いたしました。
-経済産業省WEBサイトより

「スタートアップファクトリー構築事業」特設サイト
経済産業省公募情報

一般社団法人デジタルファブリケーション協会について
2013年11月設立。代表理事 梅澤陽明。3Dプリンティングやレーザーカッティングなどの、デジタルファブリケーション技術を組み合わせたものづくりに取り組んでいます。事業領域は、企画製作、人材育成、工房運営の3領域が主。世界に拡がるものづくりコミュニティ「ファブラボ/FabLab」の一拠点であり、地域工房として開放しています(ラボ名:ファブラボ神田錦町)。関連工房は、デジタル加工工房LOFT&Fab(渋谷ロフト、銀座ロフト)、クリエイティブラウンジ(ソニー)など。ファブラボで語られる世界を、既存社会にインストールする事をミッションとしています。

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