【Studies】フィラメントストッカーを作る

こんにちは、デジタルファブリケーション協会の井上です。
デジタルファブリケーションStudiesの第6弾をお送りします。

メイカースペースを運営していると、なにかとモノが増えていきます。弊社の場合は少しずつ溜まっていった3Dプリンターのフィラメントが、いよいよ場所をとる様になってきました。そこで、なるべく省スペースでたくさんストックできるフィラメントストッカーを作りました。

弊社で主に使っているMakerBotのSmall Filamentに合わせて設計しています。8本の丸棒を側板で挟む様な造りで、丸棒の長ささえ揃えれば、設置場所に合わせて自由にカスタマイズできます。今回は長さ600mm、太さ20mmのラミン丸棒でつくり、同フィラメントが最大54個ストックできます。形の上では長さを自由にカスタマイズできますが、あまり長すぎるとフィラメントの重さでたわんだり、折れたりする恐れがあるので、1mくらいが上限じゃないかと思います。側板は9mm厚のシナベニヤをShopBotで切り出して作りました。

丸棒と側板の接合は、カスタマイズ性と強度の両面からネジ止めにしています。丸棒の両端に鬼目ナット(M5)を入れて、側板にネジ止めして組み立てています。材料リストと設計データを公開するので、フィラメント置き場にお困りの方はぜひ作ってみてください(「作って欲しい!」という方も、どうぞお気軽にお問い合わせください)。木工用CNCを持っている方のために、側板のSVGデータも合わせて公開するので、ご自由にお使いください。

【FLKNフィラメントストッカー】材料リスト

  1. シナベニヤ(300×300):2枚(厚みは9mm以上を推奨)
  2. ラミン丸棒(φ20×600):8本(長さ自由)
  3. 鬼目ナット(M5):16個
  4. M5ネジ:16個
  5. M5ワッシャー:16個

【FLKNフィラメントストッカー】設計データ
Fusion360モデル
側板SVGファイル

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